花待人 ゆうるり庭日記


オーガニックなバラの肥料をつくりましょう♪ Part2

前回に続き、『米ぬか発酵肥料』作りのお話、実践編です。
記録として残しておくために、時間を追ってまとめてみました。長いです・・・^^;

2月25日 (土曜日)

雨で庭仕事ができないので、車庫の中で『米ぬか発酵肥料』を仕込みました。

2012.2.27 001

素となる有機物は
窒素分として油粕5㎏
リン酸分として、骨粉1.5㎏と魚粉0.7㎏
カリ分として、草木灰1.5㎏
分量はかなり適当で、肥料計算などはしていません。
花を咲かせたいバラの肥料としては、もう少しリン酸分が多いほうがよかったかも・・・

2012米ぬか発酵肥料1 

微生物が大好きな米ぬかは約8kg、ミネラルなどの微量成分もふくんでいます。
微生物の住処となる燻炭〈くんたん)とカキ殻石灰を適当に

2012.2.27 005 

発酵の仕事人微生物資材、『無農薬でバラ庭を』では、地元の土着菌を集めて、米ぬかを発酵させ
菌をパワーアップさせた種菌「発酵米ぬか」をまず作り、それを使って肥料を仕込みます。
しかし今回は時期が遅いこともあって種菌作りは省略、市販の微生物資材を使いました。
左から菌根菌を含む有機肥料、 EM菌、菌の活動を活発にする糖蜜、
光合成細菌を含む「菌の黒汁」、 そしてドライの「白神こだま酵母


2012米ぬか発酵肥料2

土着菌と市販の微生物資材の違いは、庭の土への親和性の違い
もともと地域に住んでいる土着菌なので庭の土に馴染みやすいということのようです。
そこで私の庭に馴染むように、1月に白い菌糸が現れた宿根草ボーダーの土もいれます。

右の写真はぬるま湯に糖蜜を溶かし、白神こだま酵母を入れたところ
見る見るうちに乾燥していた酵母がプクプクと浮き上がってきました。

2012.2.27 008  1、油粕、骨粉、魚粉、
草木灰、モミガラ燻炭、 
カキ殻石灰  庭の土、 
一握りの有機元肥を
混ぜ合わせます。

2、約6ℓの水にEM菌と
「菌の黒汁」、
少量の木酢液、 
溶かした「白神こだま酵母」を加え、  1 に混ぜ合わせます。 
この水の量がポイントで、
材料の合計重量の
25~30%くらい 
水の入れすぎは失敗のもと 



2012.2.27 010 3、シートに広げて、
米ぬかを混ぜ合わせます。
あとから米ぬかを入れると、
ダマにならず混ぜやすいのです。
 












2012.2.27 011 4、水分を調整しながら
全体をよく混ぜます。
水を入れすぎたら
米ぬかを入れて調節します。 












 
2012.2.27 013 5、水分の目安は、
手で握ると固まるけど、
軽くつつくと崩れるくらいです。













2012.2.27 0146、丈夫なダンボール箱の底に
もう一枚ダンボールを敷いて
補強します。
発酵で出る熱や水分で
底が壊れては困りますので。
このダンボール箱に、
あとでかき混ぜやすいように、
材料を7分目くらいまでいれます。









 
2012.2.27 016 7、置き場所は屋外の
雨の当らない所 、
下にすのこやレンガを敷いて
通気性をよくしておきます。
箱の蓋は閉めないで、
古シーツをかけておきました。









これで仕込みは完了♪ 
あとは発酵を待つだけ、うまく発酵してくれるかドキドキです。

3月1日 (木曜日)

仕込んでから5日目、ついに発酵が始まりました♪
箱に手を入れると、ほんのり暖かく、甘酒のような甘い香りがします。
温度は36度くらい
温度が上がるのは仕込んでから大体3日から1週間の間、使った微生物資材によって異なるようです。

さてここで前回の大失敗のお話をしましょう。
前回も同じような材料と手順で仕込みましたが、1週間を過ぎても全く温度が上がりませんでした。
少し水分が足りなかったのかと心配になり、水を足しました。
するとその翌日、辺りに漂うツンと鼻をつくアンモニアの臭い・・・
ダンボール箱からは蒸気が上がり、箱の外側まで熱くなっています。
温度は70度を超えています。
そう、問題はこの温度なのです。
水を入れすぎると急激に高温になりすぎ、アンモニアがガスとなって逃げてしまいます。
微生物がたんぱく質を分解してアンモニアができ、このアンモニアが変化して窒素に変わるので
肥料成分として大事な窒素がガス化して飛んでいってしまったということなのです。 
この状態を「焼けボカシ」とよびます。これでは肥料としては使い物にはなりません。
水を入れすぎるとこうなりますという、みごとな失敗例でした ^^;

3月3日 (土曜日)

温度が20度台まで下がりました。温度が下がるのが少し早過ぎるような・・・

2012.3.3 001 

小さな固まりができ、白い菌糸が現れ始めています。
このまま低温で推移するのかと、ちょっと油断をしていたら・・・

3月5日 (月曜日)

カバーを外して(◎ー◎;)ビックリ

2012.3.5 001 

表面が一面菌糸で覆われています。
温度は50度くらい、かなり高めです。
慌てて底から全体を混ぜ合わせ空気を入れました。

2012.3.5 005 

温度が45度まで下がり、ほっと一安心ε=( ̄。 ̄;)フゥ
温度が40度以上になったら、このように切り返しをして温度を下げます。
油断は禁物、この日の夕方、もう一度切り返しました。
混ぜると、底のほうまで固くなっているのがわかります。ごろごろと大きな固まりになっています。
この固まりは菌のコロニーなので、無理に崩さないように。
 
最初は低めの温度で発酵が始まり、3日目から急に温度が上がったのはなぜ?
疑問は解決しなくてはと参考にしている書籍で調べてみました。
それによると、
『ボカシ肥の材料の中で最初に分解されるのは
糖・でんぷん・たんぱく質など微生物が分解しやすい有機物で、
少し遅れて難分解性のセルロース等の分解が始まる。
セルロースを分解するときには多くのエネルギーが出るので温度が上昇する。
ほっておけば70~80度に達する。』 のだそうです。

3月6日 (火曜日)

温度は27度まで下がりました。
セルロースの分解が終わり、発酵も終わりに近づいてきたようです。

2012.3.6 054 

温度が高い間は、かすかなアンモニアの臭いがしましたが、
前回の失敗のような強烈な臭いではありません。
温度が下がると臭いもほとんどなくなりました。
肥料の固まり、菌のコロニーの表面が白っぽくなっています。
明日で温度が上がり始めてからちょうど1週間になります。
順調に発酵が進むと、1週間くらいで終わるらしいので、今回はうまくいったようです。

最初は茶色だった肥料がしだいに灰白色に変わっていきます。
全体が灰白色になるまで切り返しをし、熟成させます。
1週間に一度くらいはかき混ぜないと、青カビが発生することがあります。
こうして、全体が白っぽくなり、乾燥してサラサラになったら紙袋や麻袋に入れて
風通しの良いところで、さらに3ヶ月くらい熟成させると使えるようになります。

え~っ3ヶ月も!?ですよね ^^;
かなり気の長い話ですが、自分で作った肥料でバラが元気になり、
土もフカフカになったら、こんなに嬉しい事はありません。
今回は作り始めたのが遅かったので、寒肥にはもちろん間に合いませんでしたが、
花後のお礼肥には使えるでしょう。
この肥料は次の種菌としても使えるので、少し残しておいて秋に次の肥料を作ろうと思っています。

この冬の寒肥は市販の固形発酵油粕と、
最近使い始めた「漢方堆肥」という有機肥料を施しました。
この「漢方堆肥」というのが、なかなかの優れものなのですが、このお話はまたいつか・・・

最後までお付き合いいただいた皆様、お疲れ様でした。
お礼の気持ちをこめて今日の一枚

2012.3.6 013  
クリスマスローズ オリエンタリス・アプリコット 開花です ♪


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オーガニックなバラの肥料を作りましょう♪ Part1

皆様バラの肥料は何を使っていますか?
化成肥料?有機肥料? それともバラ専用肥料でしょうか?
HCなどに行くと肥料の種類の多さに迷ってしまいますよね。
私は、以前にはすぐ効く化成肥料をつかったこともありますが、
オーガニックでと決めてからは有機肥料と緩行性の化成肥料を少しだけ使ってきました。
市販のバラ専用の有機肥料はバラに必要な肥料成分がバランスよく配合されているので
手軽に使えてとっても良いのですが 、全てのバラに使い続けるには値がはりすぎて・・・

バラ栽培には特に肥料が欠かせません。
昨年は手入れが十分にできず、バラはあまり綺麗には咲きませんでした。
肥料もきちんとあげなかったため、枯れてしまったバラもたくさん
何とか生き残ったバラも飢死寸前と危機的な状況です。
特に鉢バラが酷い状態、
そこで増えすぎた鉢を減らそうと新しい地植えスペースを作ったのです。
(まだ植えていませんが・・・^^;)
今年こそはちゃんと肥料も継続してあげなくっちゃとおおいに反省 
そこで、費用があまり掛からず、とってもオーガニックな『米ぬか発酵肥料』を作ることにしました。

2011.5.24 007

『米ぬか発酵肥料』とは、油粕などの有機物を米ぬかを使って発酵させた肥料です。
有機農法で「ボカシ肥」と呼ばれている物。
有機物はそのままの形では植物の栄養として吸収されません。
土の中の善玉菌によって分解され、形を変えてやっと植物に吸収される形になるのです。
つまり生の有機物は発酵の過程を経てはじめて肥料となるということ

寒肥として一般的に使われるのが油粕ですね。
市販の油粕には「発酵油粕」と表示されているものと、なにも書かれていないものがあります。
「発酵」の表示のないものは、未発酵の油粕
これを施すと、土の中の微生物がこれを分解します。
つまり施されてから発酵がおきるのです。
根に触れないようにとの注意書きは、この発酵で出る熱で根をいためる恐れがあるため。
土の中でゆっくりと発酵するので、肥料効果が現れるまでに少し時間がかかります。

また、未発酵の有機物を直接与えると、
気温の高い時、土のなかの微生物のバランスが悪玉菌優位の場合、水分が多すぎる場合など
時として腐敗したり、虫がわいたりすることもあるので注意が必要です。 
それに油粕の肥料成分には窒素が多くふくまれるので、花を咲かせるためのリン、
根を育てるためのカリを補う必要がありますね。

ボカシ肥は、生の有機物をあらかじめ発酵させ、植物が吸収できる形に変えた肥料です。
だからその肥料効果は早く現れますし、発酵熱で根を傷める心配はありません。
有機物の種類、配合を変えることで肥料成分を調整し、
植物に合った肥料を作り出すことができるのです。
出来上がった肥料には善玉菌がたくさん住んでいますから、 少しの量で効果があり、
これを施すことで土の中にも善玉菌が増え、土もフカフカになるのです。
 
2011.1.19 002 

上の写真は一昨年、初めて作った米ぬか発酵肥料を施しているところです。
けれど、量が少なかったので継続して使うことができず、その効果は実感できていません。
このときは私の米ぬかオーガニックの教科書、
小竹幸子さんの『無農薬でバラ庭を』で紹介されている方法にほぼ忠実に作りました。
無事に発酵が始まったときのうれしかったこと!
そこで、今年は量を増やして、自分なりにアレンジして1月半ばに仕込みました。
しかし・・・大失敗! p(・・,*)
何を失敗したかは、Part2の実践編にて
とりとめもなく長い文章になってしまいました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
Part2では『米ぬか発酵肥料』の作り方などをまとめてみたいと思います。

2012.3.3 013

最後に今日の一枚、ビオラ‘ピンキッズ’
ほんわか優しい春色ピンク (*^-^*) ☆ &


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米ぬかオーガニック その後

春の気配を感じるようになってから、よく雨がふります。
暖かい雨に眠っていた植物たちが目を覚まし、緑も鮮やかになっていく
そんな春を呼ぶ雨はうれしいけれど、曇りや雨が続くと気分までどんより
お日様が恋しくなりますね。
昨日は久しぶりに心浮かれるよいお天気でした。
明るい日差しの中で庭を巡ると、嬉しい発見が・・・

やっと、やっとクリスマスローズ・オリエンタリスが咲きました♪

2012.2.27 022 
いつも一番乗りはこの花、白いそばかす娘
2012年2月クリスマスローズ 
アプリコット、暗赤紫、そして「はばかりさん」の蕾もふくらんできました。

2012.2.27 018 
アリウム・ギガンチュームの芽が大きくなって花のよう
青みがかった肉厚の葉の先端にほんのり紅をさし、スタイリッシュです。

さて、「わたしの米ぬかオーガニック」というカテゴリーを作ってから1年が経ちました。
しかし、このカテゴリーの記事はといえば、当初の3個のみ・・・
なにしろ実行が伴わないので記事にすることもできず・・・
でも去年は公私ともにいろいろあったし、ガーデニングに没頭できなかったから・・・
言い訳です ^^; 
秋から冬にかけての気温の低い季節には、米ぬかオーガニックの作業はたくさんあります。
少しは庭に時間がとれるようになったので、
遅ればせながら少しずつやっている無農薬の庭作業のお話を少し。
まずは土ごと発酵から  (土ごと発酵の詳細はコチラ 昨年の記事です)

2012.1.23 001 

1月上旬、宿根草ボーダーに米ぬかを薄く撒き、モミガラとワラでマルチ
1月20日過ぎには、白い菌糸が現れました。
この菌糸を見るとうれしくなります。
普段目に見えない微生物が「ここにいるよ」とその存在を主張しているから
順調に土ごと発酵が進んでいる証しです。 
この米ぬかと有機物のマルチは1月中には済ませておきたい作業なのですが、
先週末にやっとトレリス花壇が終了しました。

もう一つ気温の低いうちにやっておきたい作業が『米ぬか発酵肥料作り』です。
1月下旬に一度仕込んだのですが、みごとに失敗 ^^;
こちらも先週末にリベンジ、再度仕込みました。
その詳細は、いずれまたご紹介いたします。

2012.2.28 005

つるバラの剪定誘引、施肥、1年草の植え付け、マルチと
トレリス花壇から車庫の手前まで、やっとこさ春の準備完了です ♪
今年はここにチューリップをたくさん植えてみました。
次々と顔を出したチューリップの芽に期待は膨らみます。
さあ、後残すは右奥に見えるバラの新コーナーのみ
春の気配にヤル気満々の花待人です (*^-^*) ☆



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土ごと発酵で土作り

またしても週末に寒波がやってきました。

2011年1月31日 

昨日の朝、外は一面の銀世界
週末ガーデナーとしては恨めしいお天気です。
庭ネタもないので、今日も米ぬかオーガニックのお話です。
今回は「土ごと発酵」について・・

「土ごと発酵」は従来の農法の根本を覆すような新しい有機農法です。
田畑は耕すもの、と思っていませんか?
でも「土ごと発酵」では土を耕さない不耕起ないし半耕起(表層だけ軽く耕す)です。
土を耕す目的は、土を柔らかくして空気や水分の流れをよくするため
しかし耕起によって土壌の物理性はそれほど改善されないそうです。
実際、耕した直後の土はふんわりとしていても、しだいに固くなってしまいます。

耕さず土の表面を堆肥などの有機物で覆うと、微生物たちがせっせと有機物を分解してくれます。
この微生物の働きを発酵とよんでいます。この発酵を促進するのが米ぬか
米ぬかには微生物が大好きな養分やミネラルが豊富です。
有機物と一緒に土の表面に米ぬかを施すと善玉菌がパワーアップ!土もエサとして分解
土全体が発酵の場となる、 だから「土ごと発酵」なのです。

その結果、土の団粒化は進み、いつのまにか
30~40cmくらいの深さまでフカフカの土になるのです。
耕さず、米ぬかと有機物マルチだけで、フカフカの土になる!なんとも楽チンだと思いませんか?

とはいっても、いくつか気を付けなければいけないポイントがあります。
ここから実際の手順と一緒に、ご紹介しましょうね。
冬は土作りをスタートする適期です。yukikoさんの本では12月にと書かれていますが
何かと忙しいときですから、いつも私の作業は1ヶ月遅れです ^^;
 

①米ぬかを撒く

2011.1.19 005

土の表面がうっすらと白くなるくらい撒きます。
植物に米ぬかがかかっても大丈夫です。
植物の葉にも微生物がすんでいますから、その微生物がパワーアップして葉を元気にしてくれます。
ただしバラの葉がある時期に撒くときは、たくさんの米ぬかが点いたままだと黒くシミになることがあり、
見栄えもよくないので、箒などで軽くはたき落とします。

②有機物でマルチをします

2011.1.24 014 
 
今回は牡蠣などの貝ガラも砕いて振り撒きました。
カニの殻も放線菌がいるので、有用だそうです。

2011.1.24 015 
米ぬかが見えなくなるくらい、たっぷりの有機物で覆います。

ここで使った有機物は、モミガラ、欅の落葉、それにここに植わっている宿根草とバラの剪定枝です。
このままでも良いのですが、風で飛ばされてしまうので、私は重しとわずかですが肥料効果、
そして発酵促進を期待して、完熟した牛糞堆肥(山本牧場さんの)を上にのせます。これでお終い ♪
このように、有機物は身近に手に入るものならなんでもいいのです。
土ごと発酵を実践している農家では、その畑ででた作物の残滓(収穫後の葉や茎、根など)を
そのままマルチにしたり、畝間にしいて使っているそうです。
庭でもこの方法なら、剪定枝などの処理の手間が省けて、またまた楽チン ♪

手間が省けるだけでなく、植物にとっても利点があります。
植物はそれぞれ、必要とする栄養素が異なります。
その栄養素で育った茎や葉を分解することで、栄養素の循環が出来るのでは?
また、植物と共生している微生物の種類も、それぞれですから、
その植物を助ける善玉菌を増やすことができるのでは?と考えられるからです。
 
ここで注意しなければならないことは、生の有機物を土の中に混ぜないようにすることです。
土の中に混ぜてしまうと、嫌気性発酵が起こり、発酵熱やガスで植物を傷めてしまうかもしれません。 

こうして1ヵ月ほどして、マルチをそっとめくってみると・・

2010.2.21 005 
去年2月21日の様子です

落葉は分解され始めて、白い菌糸が見えます。
これは発酵のスターター麹菌のかたまり(コロニー)です。
ここから、季節ごとに活躍する善玉菌が交代しつつ、ゆっくりと土ごと発酵がすすんでゆきます。

私が、落葉や剪定枝で本格的に有機物マルチを始めたのは、去年の冬からです。
それまでは、米ぬかを撒いた上に完熟牛糞堆肥でマルチをしていました。
なぜかというと、私の庭の土には有機物を完全に分解できる力がないと思ったから・・

中でもトレリス花壇は、去年の有機物が完全に土になるまでに、
ほかの場所と比べるとかなり時間がかかりました。
トレリス花壇ができた8年前、早く植物を植えたいと焦った私
事務所を建てる時に出たカチカチの赤土を投入。中には石やスレートの破片がどっさり!
植物を植える所だけ堆肥を混ぜ、固い土のかたまりを人力で砕き、とりあえず植栽 
もちろん、こんな土でうまく植物が育つはずもなく・・・^^;
結局その後、石やスレートの欠片を取り除き、堆肥や炭を混ぜるなど、土作りに苦労した場所です。
 
米ぬかと堆肥のマルチを繰り返して、やっと手で掘れるくらいの柔らかい土になりましたが、
それでもまだ、ここにすんでいる善玉菌は多くはないのだと思います。
このように、庭の土も様々、善玉菌が元気に活動している土は有機物の分解が早いのです。
善玉菌が弱い土に有機物マルチをすると、悪玉菌が優位になり有機物が腐敗する恐れもあります。
バラの剪定枝は分解が遅いので、雑草取りの時 痛い思いをするかも・・
ということで、有機物マルチをしてみようと思われたら、まずは米ぬかと良質な堆肥で。

2010.6.1 008 
2010年6月のバラ

私もまだ始めたばかり、農薬を撒くことを止めた5年前の夏に全ての葉を落としたバラも、
昨夏の猛暑の中でもたくさんの葉をつけてがんばってくれました。
少しずつですが成果が現れ始めたところです。でもまだ分からないこともたくさん!
完璧でなくてもいい、肩の力を抜いて、のんびり気長に土作りを続けていきたいと思っています。

ローコスト、ローメンテでのんびりオーガニックな庭作り、ご一緒にいかがですか?
庭や花壇全部でなくても、大切ななバラの足元だけでも試してみませんか?




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土作りのヘルパー善玉菌

米ぬかオーガニックのお話です。
これから少しずつ、基本的な考え方を私なりにまとめてみたいと思います。

     参考資料:小竹幸子著 「無農薬でバラ庭を」
            農文協発行 「発酵の力を暮らしに土に 米ぬかとことん活用読本」


2011.1.16 015


まずは微生物のこと。
地球上には、無数の微生物が住んでいます。
人や植物に良い影響を与えるものを善玉菌と、逆に都合の悪いものを悪玉菌と
こちらの都合で呼ばせていただきましょう。
微生物にとっては心外かもしれませんけどね(笑)

善玉菌には おなじみ乳酸菌、こうじ菌、酵母菌、納豆菌などがあります。
 これらの菌が有機物を分解し別の物質へと変化させることを大きな意味で発酵とよんでいます。
(生化学的には、糖が嫌気的な条件下で分解されることを発酵と定義付けられていますが)
乳酸菌を使って作るヨーグルトやチーズ、こうじ菌で作る味噌、醤油 
お酒やパンは酵母菌による発酵を利用して作られますね。
私たちの食生活に欠かせないたくさんの発酵食品
み~んな善玉菌たちのおかげです。

悪玉菌には、食物を腐らせる腐敗菌、病気を引き起こす病原菌などがふくまれます。
腐敗と発酵の違いは菌の違い、その違いは臭いによって明らかに区別できます。

人の体にもたくさんの善玉菌が住んでいます。
知らず知らずに私たちは目に見えない微生物に助けられているのです。
人だけでなく、地球環境も微生物によって守られています。
地球上には動植物の排泄物や死骸、落葉などが日々大量に発生しています。
もし微生物が居なかったら、地球は瞬く間にこのゴミで埋め尽くされてしまうことに・・。
これらは全て、土の中にいる微生物が分解して土にしてくれるのです。

f359.jpg 
豊かな里山の自然にも微生物の力が・・・


微生物の世界はまだ未知の部分も多いそうですが、
善玉菌も悪玉菌も動植物と共に生きる、地球の生態系の一部であることはたしかなようです。 
この善玉菌の力を借りて農薬や化学肥料に頼らない農業をめざした様々な実践が
参考資料「発酵の力を暮らしに土に 米ぬかとことん活用読本」に紹介されています。

自然な落葉樹の林を思い浮かべてみてください。
木の下には茶色く乾燥した落葉、その下には黒っぽくなった葉、さらに下には湿った黒い土
その土はフカフカして団粒化している。そこにはミミズやダンゴムシなどの虫たちもいる。
落葉を微生物が分解して土にし、虫たちも係って、栄養豊富な土ができあがる。その土で植物は育つ。
何一つ無駄のない生命のサイクルが出来ています。
でも人為的な畑や庭では、この生命のサイクルはうまく働きません。 
土の中にいる善玉菌の活動を促し、パワーアップする起爆剤として米ぬかを使って 
畑や庭にも、この生命のサイクルを作ることが米ぬかオーガニックの目的なのです。 

庭作りの大切な基本は土作り
善玉菌を増やすことで病原菌などの悪玉菌を押さえることができます。
善玉菌たちは植物に必要な栄養分も作り出してくれるので、肥料も少なくてすみます。
元気な善玉菌たちが活躍する土を作ること、最初の一歩はここからです。 

長々と書き連ねてしまいましたね、最後まで読んでくださってありがとうございます。
次回の「私の米ぬかオーガニック」は、土作りの具体的な方法「土ごと発酵」のお話です。 


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