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花待人 ゆうるり庭日記


四国カルスト秋深し

10月も半ば、ススキの穂も綿毛になって、四国カルストはもう晩秋の趣

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10月4日、トキワバイカプロジェクトの観察会で四国カルストへ行ってきました
ガイドは早見先生、地学と生物のスペシャリストです


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「四国カルストは日本三大カルストの一つで、もっとも高所にあるカルスト台地で・・」
先生のレクチャーはまずは地質や地形のお話から始まります 
「三大カルスト?一つは秋吉台だけど、もう一つはどこだろう?」
気になったので調べてみました
もう一つは福岡県北九州市近郊にある平尾台だそうです
私は聞いたこともない所ですが、みなさんご存知でしたか?

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四国カルストは山野草の宝庫です
これまでも何度か訪れていますが、ガイド付きの散策は初めて
秋の花は終盤に差し掛かって、終わってしまった花も少なくありませんでしたが
先生の案内で今まで目についていなかった、いろんな山野草たちに会ってきました
教えて頂いてもすぐに忘れてしまうので、復習しながら出会った花たちを記録しておきます

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ツクシアザミ 筑紫薊

九州に多く見られるアザミで、うつむいて咲く花とイガグリのような総苞が特徴

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ギョウジャアザミ 行者薊

アザミは日本に150種以上、その多くは日本特産で日本全土に広く分布しています
その種類を見分けるのはかなり難しそうです

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早見先生がぜひ見てほしいとおススメだったのがこちら
真ん中に一つぶら下がっている細い釣鐘状の白い花です
といっても、この写真ではよくわかりませんよね ^^;
なのでネットからお借りした花の写真を

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ヒナシャジン 雛沙参
キキョウ科ツリガネニンジン属

愛媛県と高知県の石灰岩地にしか自生していない貴重種
つまりここ四国カルストでしか見られない花なのです
細長い白い花と細い葉が清楚で美しいです
今回は花はもう終わってしまったようですが
細い葉はたくさん確認できました
今度は花盛りの頃に訪れてみたいですね

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ヒナシャジンの細い葉が生えている辺りの石灰岩の割れ目から丸い葉が出ています
なんとこれもヒナシャジンの葉なんですって!冬葉だと教えていただきました

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コフウロ 小風露
フウロソウ科フウロソウ属

花が開いていなくて残念でした
白いゲンノショウコに似たこんな花が咲くようです

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ゲンノショウコよりひとまわり小さな可愛い花
これも次回に期待しましょう

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ミツバベンケイソウ 三葉弁慶草
ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属

花ではなくて、これは実

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ギンバイソウ 銀梅草
ユキノシタ科ギンバイソウ属

カニの爪のような葉っぱが特徴
花はこちら

ギンバイソウ

ここまでは、天狗高原のセラピーロードの植物たちでした
セラピーロードは四国カルストで一番高い天狗の森(1484m)の麓
谷沿いの林の中の道です

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次は笹の広がる草原、五段高原の植物たち

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コウゾリナ 髪剃菜

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ツリガネニンジン 釣鐘人参

ノコンギク
ノコンギク 野紺菊

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アキノキリンソウ(秋の麒麟草)センブリ(千振)

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オヤマボクチ 雄山火口

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ホソバノヤマハハコ 細葉之山母子

竜胆2
リンドウ 竜胆

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暑くも寒くもない快晴の一日、心地よい高原の風に癒された観察会となりました。


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飛騨の旅 Part5・白川郷

「ぼうや~よいこだ ねんねしな~♪」
昔話のような景色がそこにありました

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飛騨の旅、最後は世界文化遺産 白川郷の合掌造り集落へ
ここでちょっと白川郷についてお勉強

岐阜県大野郡白川村は白山をはじめとする急峻な山々に囲まれた農山村で、
村の約97%を山林が占め、急斜面の間を縫うように流れる庄川の流域に集落が作られています
冬には雪に閉ざされる豪雪地帯で、かっては秘境と呼ばれた地域です
2008年に東海北陸自動車道が開通し、
高山市街地から1時間足らずと利便性は格段に向上しました
東海北陸自動車道の飛騨清見ICと白川郷ICの間には10個のトンネルがあり、
なかでも飛騨トンネルは約10.7キロと驚きの長さ
日本で3番目に長いトンネルです
走っても走っても出口の見えないこのトンネルに驚くとともに
いかに山深い地であったのかと、かっての往来の厳しさを実感しました

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降り積もる重い雪に耐えるように作られた茅葺の合掌造りの民家
その合掌造りが数多く残る萩町地区は多くの観光客が訪れる観光スポットです
でも多くの観光地と違うのは、歴史ある古い建物はいまでも住民の生活の場であり、
建物だけでなく多くの伝統や先人の精神を受け継ぎ、守り続けているということ
茅葺の屋根の吹き替えは村をあげて協力して行います
それが白川郷の人々が大切にしてきた「結」の心です
村人みんなが助け合って厳しい気候条件を生き抜いてきた強い絆があるのです

さて、ウンチクはこれくらいにして、合掌造りの里の散策をスタートしましょう♪



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明善寺鐘楼

他には類のない茅葺の鐘楼です
この屋根の吹き替えも村人総出で行ってきたのでしょうね

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集落内には澄んだ水が流れる水路が巡らされていました
大きなニジマスがゆったりと泳ぐ水に手をつけてみると
とっても冷たい~!
白山の豊かな雪解け水をひいた田んぼは瑞々しい緑

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この日は前日とは打って変わっていいお天気
我々夫婦は現地で帽子をGet、夫はなんと菅笠をお買い上げ
これ持って帰るのに邪魔でした~^^;

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集落のなかで一番大きい合掌造りの長瀬家
江戸時代には漢方医だったというその家の1階には、
立派な仏壇や道具類が展示してあり、なかでも薬箱が素敵でした
この長瀬家は驚きの5階建て、上の階には農具や様々な道具類がありました
雪に閉ざされる冬には、上の階で蚕を飼ったり、手仕事をして過ごしたのですね

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のどかな日本の原風景のなか時間はゆっくりと流れ、山里を吹く風は
地域の繋がりが希薄になりつつある現代の私たちに問いかけてくるようです
「なにか大事なものを忘れていませんか?」と・・・

なっちゃんの白川郷レポートはこちら
津島シャロームさんのブログはこちら

約1ヶ月半かかってやっと旅行記終了~♪
老後の楽しみにお付き合いいただきありがとうございましたo(*⌒―⌒*)o♪ 


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飛騨の旅Part4・飛騨高山

 7月22日午後、コマクサに会えて大満足の後
激しさを増した雨と寒さから逃げるように出発間際のバスに飛び込み、乗鞍岳を後にしました
向かうはこの日の宿、高山市街地へ
飛騨高山といえば古の昔から、その優れた技術で多くの寺社仏閣や都の造営に携わってきた匠の町
今も飛騨家具や飛騨春慶など優れた工芸品、高山まつりの屋台にその技を見ることが出来ます
高山の町で、期せずしてそんな匠の技に触れることができました

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渋草焼

渋草焼

白磁に青が美しい磁器
江戸時代、幕府の直轄地だった頃
産業の振興のため時の郡代が、瀬戸や九谷の陶工を招き技術を習得
渋草の地に窯を開いて始まったのが渋草焼だそうです
現在磁器の「芳国舎」と陶磁器の「柳造窯」と、2軒の窯元があります
高山の古い町並みで私たちが訪れたのはこの芳国舎の店舗
工房は渋草の地にあり、歴史ある建物は文化財にも指定されているそう


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渋草焼 窯元「芳国舎」http://www.shibukusa.co.jp/
(※ここまでの写真は↑HPよりお借りしました)

細やかに書き込まれた美しい絵付けはすべて職人の手作業
なので、それなりのお値段です
店内で私が心惹かれた大鉢の値段は・・驚きの6桁!
これは無理・・・^^;

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旅の思い出にと小さなブローチを買いました

高山3
(写真はネットより)  

小京都と言われる飛騨高山には
風情ある古い町並みや陣屋など見所もたくさんありますが
我々が訪ねたのは

昭和館

高山昭和館 http://takayama-showakan.com/
昭和30年代にタイムスリップ!

高山昭和館

昭和生まれ、昭和育ちの我らアラ環6人衆
見事に再現された昭和の町へのタイムスリップを大いに楽しんだのです
そのあと「古い町並み美術館」で放浪の天才画家 山下清の原画を堪能
大好きだったという花火を描いたちぎり絵に圧倒されました

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今回は時間がなくてゆっくりできなかった飛騨高山の町
春と秋の高山まつりも見てみたい
飛騨家具や芳国舎の工房、高山美術館にも興味深々
また訪れてみたい町でしたo(*⌒―⌒*)o♪ 

 なっちゃんの高山レポートはコチラ♪



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飛騨の旅 Part3・乗鞍岳〈コマクサ編〉

 直撃かとビビッていた台風10号は宇和島のほぼ真上を通過していきました
この台風、中心の東側に激しい暴風雨を伴って広い範囲に大きな影響が出ているようです
しかし中心部はあっけないくらい静かで朝は陽も差していました
これから影響のありそうな地域の皆様ご注意くださいね
さて、毎年のことながらお盆の帰省客で大賑わいの我が家です
やっと静かになった今夜久しぶりにPCを開いています
飛騨の旅の記録、再開です o(*⌒―⌒*)o♪ 

乗鞍岳で会えるのをもっとも楽しみにしていた花、コマクサ
北海道から本州中部の高山に自生する、まさに高嶺の花です
乗鞍では、富士見岳で見られるとかなりアバウトなリサーチのもと
コマクサを探し始めたのですが・・・
霧で見通しはきかず、たぶんこっちと主峰剣が峰への登山道へ

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しかし、大きな石がゴロゴロした上り道はお花畑の木道とは大違い
少し上っただけで心臓バクバク、息が切れて・・・
運動不足だからとその時は思ったけど、後から空気が薄かったのだと気が付きました
何しろ2700m超の高地ですから
上から降りてきた人に尋ねると、どうやらその先にはコマクサはなさそう
結局わからなくて、バスターミナルの案内所で教えてもらいました
富士見岳の登り口、広くなだらかな道の脇にその花は咲いていました

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コマクサ(駒草) ケシ科

駒とは馬のこと、花の形が馬の顔に似ているから名付けられたとか

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咲いているのは石がゴロゴロしたこんな場所
他の植物が育たない砂礫地、こんな過酷な環境に自生するなんて奇跡のよう
霧が出ると細かく切れ込んだ繊細な葉に付く水滴は貴重な水源です
コマクサの草丈は10㎝くらい、でも根はとっても長くて
50㎝から1mの根を地中深く張り巡らせているそうです
その根から精一杯水を集め、乾燥に耐えているのです
強く美しい孤高の花、まさに女王ですね

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たくさんの花を上げる大株
ここまで育つにはどれだけの年月が必要だったのでしょうか

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コマクサの群生する斜面は立ち入り禁止
地中に張り巡らされた根を踏みつけて枯らさないように保護されています

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コマクサの咲く砂礫地にはこんな小さな花も咲いてます

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イワツメクサ (岩爪草)

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イワギキョウ (岩桔梗)

石の間に咲くコマクサやイワツメクサ
お花畑のハクサンイチゲやクロユリは比較的水分の多い窪地に
コイワカガミやチングルマはその中でも早くに乾燥する場所に咲くのだとか
植物は多雪や強風にさらされる高山の厳しい環境の中でも
それぞれに居心地の良い居場所を見つけているのですね

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ナナカマド(七竈)ハイマツ(這松)

お花畑の山側、大きな岩が点在する斜面にありました
樹木ですが、その高さは2mくらいです
このあたりには高い木は全くありません
日本では標高2500mをこえると高山帯となり高木は育ちません
スカイラインを上りながら眺めた森林植生はとても興味深いものでした
1000m付近には常緑針葉樹の森、しだいにグネグネと曲がったダケカンバが多く見られ
2500mを超えると高木はなくなり、一気に視界が開けるのです

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ハイマツの斜面で見つけたミツバオウレン(三葉黄連)

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アオノツガザクラ(青の栂桜)

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ライチョウには会えなかったけど、人懐っこいイワヒバリが姿をみせてくれました

お天気には恵まれませんでしたが、過酷な環境の中で咲くたくさんの花たちに会えた乗鞍岳
雨・霧・寒さも思い出に残るいい経験になったかも
槍や穂高といった北アルプスの山並みが見えなかったのは残念でしたけどね o(*⌒―⌒*)o♪

アラ還6人の珍道中はなっちゃんと津島シャロームさんが詳しくUPしてくれています
なっちゃんのブログはコチラ
津島シャロームさんのブログはコチラ



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飛騨の旅・Part1 平湯温泉

慌ただしい日常から時には逃げ出したくなることがあります
特に3月から始まった介護生活は思った以上に厳しくて、そろそろ限界!と根を挙げて
仲間を巻き込み7月21日~23日リフレッシュ旅行に行ってきました~♪
行き先は・・・


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高山植物の女王 コマクサの咲く乗鞍岳

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歴史と伝統文化の息づく町 飛騨高山

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一度は行ってみたかった世界遺産 白川郷

すっかりご無沙汰のブログ、久々の更新は飛騨の旅の記録です 
旅のメンバーは6人
なっちゃんご夫妻、津島シャロームさんご夫妻、そして私たち夫婦
気の置けない仲間たちとの賑やかな旅となりました

旅に求めるものは人それぞれ違いますね
私たち女性陣はやっぱりきれいな自然やお花が必須
男性陣には美味しい食事とお酒も外せません
そして温泉でまったりはお約束
でっ、選んだ一日目の宿は
乗鞍岳の麓、奥飛騨温泉郷・平湯温泉「お宿栄太郎」
料理自慢のアットホームな旅館です

20190721平湯温泉

山菜、飛騨牛、鮎と次々と出されるお料理の美味しかったこと♪
夫たちのお酒もすすんで上機嫌
美味しいものを食べて、温泉に入って、テンションは上がりっぱなし
我らアラ環6人衆、すっかり歳は忘れておりますo(*⌒―⌒*)o♪ 




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