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飛騨の旅 Part3・乗鞍岳〈コマクサ編〉

 直撃かとビビッていた台風10号は宇和島のほぼ真上を通過していきました
この台風、中心の東側に激しい暴風雨を伴って広い範囲に大きな影響が出ているようです
しかし中心部はあっけないくらい静かで朝は陽も差していました
これから影響のありそうな地域の皆様ご注意くださいね
さて、毎年のことながらお盆の帰省客で大賑わいの我が家です
やっと静かになった今夜久しぶりにPCを開いています
飛騨の旅の記録、再開です o(*⌒―⌒*)o♪ 

乗鞍岳で会えるのをもっとも楽しみにしていた花、コマクサ
北海道から本州中部の高山に自生する、まさに高嶺の花です
乗鞍では、富士見岳で見られるとかなりアバウトなリサーチのもと
コマクサを探し始めたのですが・・・
霧で見通しはきかず、たぶんこっちと主峰剣が峰への登山道へ

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しかし、大きな石がゴロゴロした上り道はお花畑の木道とは大違い
少し上っただけで心臓バクバク、息が切れて・・・
運動不足だからとその時は思ったけど、後から空気が薄かったのだと気が付きました
何しろ2700m超の高地ですから
上から降りてきた人に尋ねると、どうやらその先にはコマクサはなさそう
結局わからなくて、バスターミナルの案内所で教えてもらいました
富士見岳の登り口、広くなだらかな道の脇にその花は咲いていました

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コマクサ(駒草) ケシ科

駒とは馬のこと、花の形が馬の顔に似ているから名付けられたとか

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咲いているのは石がゴロゴロしたこんな場所
他の植物が育たない砂礫地、こんな過酷な環境に自生するなんて奇跡のよう
霧が出ると細かく切れ込んだ繊細な葉に付く水滴は貴重な水源です
コマクサの草丈は10㎝くらい、でも根はとっても長くて
50㎝から1mの根を地中深く張り巡らせているそうです
その根から精一杯水を集め、乾燥に耐えているのです
強く美しい孤高の花、まさに女王ですね

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たくさんの花を上げる大株
ここまで育つにはどれだけの年月が必要だったのでしょうか

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コマクサの群生する斜面は立ち入り禁止
地中に張り巡らされた根を踏みつけて枯らさないように保護されています

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コマクサの咲く砂礫地にはこんな小さな花も咲いてます

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イワツメクサ (岩爪草)

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イワギキョウ (岩桔梗)

石の間に咲くコマクサやイワツメクサ
お花畑のハクサンイチゲやクロユリは比較的水分の多い窪地に
コイワカガミやチングルマはその中でも早くに乾燥する場所に咲くのだとか
植物は多雪や強風にさらされる高山の厳しい環境の中でも
それぞれに居心地の良い居場所を見つけているのですね

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ナナカマド(七竈)ハイマツ(這松)

お花畑の山側、大きな岩が点在する斜面にありました
樹木ですが、その高さは2mくらいです
このあたりには高い木は全くありません
日本では標高2500mをこえると高山帯となり高木は育ちません
スカイラインを上りながら眺めた森林植生はとても興味深いものでした
1000m付近には常緑針葉樹の森、しだいにグネグネと曲がったダケカンバが多く見られ
2500mを超えると高木はなくなり、一気に視界が開けるのです

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ハイマツの斜面で見つけたミツバオウレン(三葉黄連)

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アオノツガザクラ(青の栂桜)

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ライチョウには会えなかったけど、人懐っこいイワヒバリが姿をみせてくれました

お天気には恵まれませんでしたが、過酷な環境の中で咲くたくさんの花たちに会えた乗鞍岳
雨・霧・寒さも思い出に残るいい経験になったかも
槍や穂高といった北アルプスの山並みが見えなかったのは残念でしたけどね o(*⌒―⌒*)o♪

アラ還6人の珍道中はなっちゃんと津島シャロームさんが詳しくUPしてくれています



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2 Comments

海月

酸欠、つらかったですね
湿度もあれば、なお息苦しかったでしょ
それも含めて、忘れられない旅になったかしら

私は海月山しか知らないからなあー
うらやましく拝読しちゃった



  • 2019/08/16 (Fri) 07:46
  • REPLY
花待人
花待人

☆海月さん

酸欠!そうだったんですよね
バスで簡単に行けるところなので、高山だということを忘れてたんです^^;
初めての経験でしたo(*⌒―⌒*)o♪

  • 2019/08/24 (Sat) 22:58
  • REPLY