fc2ブログ

六甲高山植物園

  2週間ほど前のこと、神戸市にある六甲高山植物園へ行ってきました


20231007_152507.jpg


六甲山系は神戸市街の北から東に位置し、最高峰は931m
北海道南部に相当する冷涼な気候で、山頂部には牧場、アスレチックパーク、ミュージアム、ホテルetc.
レジャー施設もたくさんあり、多くの人が訪れます
六甲には車の他、ケーブルカーで上がることができます。山頂部の各施設へはバスが出ています

20231007_141058.jpg




私にとって神戸は、叔母が住んでいたり、長女と長男が学生時代を過ごした町なので馴染み深いところ
六甲山にも何度か上っていますが、いつも車でした
前回、六甲高山植物園を訪れたときにも夫と一緒に車で…
でも今回は一人、尼崎に住んでいる長男のところへ行ったついでに思い立ち
電車、バス、ケーブルカー、バスを乗り継いで行ってきました

20231007_160715.jpg

谷間の斜面に世界の高山植物や寒冷地植物、山野草など約1500種が野生に近い状態で植えられています。
紅葉にはまだ早いようでしたが、園内は秋の気配
のんびり散策しながら出会った植物たちをご紹介しましょう


キイジョウロウ&トリカブト

キイジョウロウホトトギスヤマトリカブト、白い花はシラネセンキョウ

大文字草

水辺に咲いた大文字草

フジアザミ&キクバヤマボクチ

ユニークな花形のフジアザミキクバヤマボクチ

トモエソウ&キセワタ

トモエソウキセワタ

20231007_151944.jpg

20231007_152054.jpg

アサマフウロアサギリソウ

20231007_160810.jpg
シオン
かな?

ハエトリソウ

ハエトリソウ

20231007_152452.jpg

ミセバヤ

20231007_152606.jpg

ヤクシマウスユキソウ
ドライフラワーにしたら可愛いかも

キク科

秋はキク科の季節ですね 、素朴なキクいろいろ

アケボノソウ他

センジュガンピアケボノソウマツモトセンノウツルリンドウの実

20231007_161611.jpg

林の中に原種シクラメン

20231007_152349.jpg

これはなにかな?
花みたいだけど、どうもガクのようです。
陽に透けて綺麗でした

四季折々に咲く高山植物や山野草などを楽しむことができる六甲高山植物園
私のお気に入りのスポットです。

やっと秋風

 やっと秋ですね 
涼しい風、柔らかな光

20231002_090545.jpg

お約束の秋の花、シュウメイギクが花盛り
朝の光に誘われて久しぶりに庭の花を撮りました

20231002_091033.jpg

グラスの穂、千日紅ファイヤーワークス百日草は野原の風情

20231002_090422.jpg

暑い間、手つかずだった庭の草取りを少しづつ
やっと事務所周りが終わったとこ、まだまだ先は長い~(^^;

20230912_113820.jpg
観測史上もっとも暑かった今年の9月に咲いていた花たちも記録しておきましょう


20230912_113850.jpg
クレマチス キャサリン クランウィリアム

20230906_110703.jpg
9月6日

2023年9月


メランポジュウム,アゲラタム
アベルモスクス・ツベロースス,紫色のニコチアナ


早くも10月、
種蒔き、植え替えetc.秋の庭仕事が待っています
忙しくも楽しい 秋の到来です。

20231001_175734.jpg

続・またまた四国カルスト!

 四国カルスト2日目
この日は天狗高原を散策

378840348_2408766515969438_5366958356421749188_n.jpg

奥に見える尖った山が、私たちが登る予定だった天狗の森です
その下の建物が「星降るヴィレッジTENGU」
ホテルから見えるのは高原や四国山地の山並みだけという素晴らしいロケーション
そして夜には満天の星、宿泊者はプラネタリウムも無料で観られます。
リーズナブルなお値段もうれしいところ
ホテルの下にあるカルストテラス(カルスト学習館)ではカルストの自然に関する展示があります
ここのカフェコーナーのコーヒーはとっても美味しいですよ♪

378138152_2408310019348421_877920397073988745_n.jpg

ススキの草原と点在する白い石灰岩
見覚えのある景色ではないですか?
そう、ここが朝ドラ「らんまん」のオープニングの撮影場所なのです
あいみょんの「愛の花」が流れる中、万太郎が飛んでいますね
この撮影、男性スタッフ2人に支えられて「ほぼ人力神輿」の状態で行われた
って、昨日のあさイチに出演した神木さんが撮影の裏話を明かしてました

20230909_113759.jpg

ススキの間にユニークな形の花 ハバヤマボクチ
ここではいろんな高原植物に出会うことができます
今回出会った花たちをご紹介しますね


20230909_115138.jpg
アケボノソウ

20230909_112709.jpg
シコクブシ (トリカブト類)

20230909_103722.jpg
レイジンソウ

20230909_110400.jpg
ホソバノヤマハハコ

20230909_103559.jpg
オタカラコウにアサギマダラ

20230909_110217.jpg20230909_110228.jpg
ツクシクサボタン

376228762_2408310262681730_3997735851790463425_n.jpg

ピンク色のボタンのような花は

20230909_111556-horz.jpg

ヒメヒゴダイの蕾でした

20230909_110928.jpg
カセンソウ ?

20230909_112834.jpg
シオガマギク ?

この草原には夏になるとオレンジ色のヒメユリが咲きます
四季折々いつも何かしら新しい発見のある天狗高原
次はどんな花に会えるでしょうか?

またまた四国カルスト!

  静かな夜、虫の声が聞こえてきます。
網戸からは涼しい風、朝晩は秋の気配を感じるんですけどね…
今日の最高気温34℃超え、真夏並み。

20230909_092506.jpg

暑さから逃れて、先週またまた四国カルストに出かけました。
先月出かけた大野ヶ原は東西25㎞におよぶカルスト台地の西側、愛媛県西予市
今回は台地の東側の天狗高原、標高1400mくらい、高知県津野町になります。
いつも日帰りでしたが、たまにはのんびりお泊りもいいよね♪と
おばさん4人のにぎやか女子旅です。
夜のお宿「星降るヴィレッジtengu」の駐車場に着いたのは12時前
お弁当を食べてから、いざ四国カルストで最も高い山「天狗の森」(といっても標高差140mです(^^;)へ…
と思ったところで突然の雨

20230908_122957.jpg

雨粒を眺めながら待つこと1時間たらず
小降りになったところで出発
濡れた上り道は滑りやすいからと行先変更、平坦なセラピーロードへ向かいました

20230908_152605.jpg
20230908_160959.jpg

セラピーロードは自然林の中に作られた遊歩道、ヒノキのチップが敷かれとっても歩きやすいのです。
進むうちに雨はすっかり上がり木漏れ日も
高い木々が優しい陰を作り、涼しくて気持ちいい~♪
たくさんの花に出会いました。

20230908_132014.jpg
ヤマホトトギス

ツルニンジン

ヒナシャジン


今回一番会いたかった花、ヒナシャジン
とっても小さな花にピントが合わなくてうまく撮れていませんね(^^;
四国の石灰岩地の岩場や林縁に咲く固有種、環境庁の絶滅危惧Ⅱ類
牧野博士が横倉山で発見し命名したそうです。

モミジガサ

モミジガサ

20230908_133900.jpg
シコクアザミ ?


20230908_135301.jpg
コフウロ

直径1㎝ほどの小さな花、茎も細く儚い印象

ヤブマメ


帰りの時間を気にすることもなく森時間を満喫しました~♪

379003186_2409676475878442_2491695653962289233_n.jpg
駐車場に戻ると

20230908_162113.jpg20230908_162802.jpg

虹が迎えてくれました。
虹のふもとがすぐそこに
なんだか嬉しいですね

ゆっくりお風呂に入り
美味しい夕食、そのあとプラネタリウムを観て
スターウォッチングに参加、夜空を見上げて楽しいお話しを聞きました
かくして日常から離れてのんびり、大満足の一日が終わったのです。



やっぱり野の花が好き

  「キツネノカミソリを見に行こう!」となっちゃんに誘われて、大野ヶ原に出かけたのは8月19日
大野ヶ原のキツネノカミソリは毎年お盆のころに咲きます。
お盆前後はなにかと忙しく、今まで見に行くことができないでいました。
見ごろは過ぎているだろうと予想しつつ川沿いの群生地へ…

20230819_114658.jpg


標高1000ⅿを超えるカルスト台地を流れる川
両岸には自然のままの木々が涼やかな影を作ります
水音とセミの声だけが響く川沿いの道には涼しい風が吹き
気持ちがいいこと! 生き返った!って感じです
そしてお目当の花は…

20230819_112604.jpg20230819_112542.jpg

咲いていました!!
思った通り見ごろは過ぎていましたが、まだ綺麗な花があちらこちらに

20230819_120223.jpg

最盛期にはもっともっと綺麗だったでしょうね

大野ヶ原

林床に育つ山野草たちもいろいろ
上段左がモミジガサ、右はカノツメソウ
下段左はクサアジサイ、右はオオバヨメナ

自然からの贈り物の素敵な出会いも…

20230819_115600.jpg


なっちゃんの肩にとまったのは、着物の柄のような渋くてお洒落な模様の蝶スミナガシ

20230819_120020.jpg

小さな小さなシロオビナミシャク、蛾の仲間ですが小さくて可愛い

20230819_132620.jpg

いつまでも佇んで居たい水際を離れて、次に訪れたのは源氏ケ駄馬
標高1402mの山、日当たりの良い草地が広がります
 
四国フウロ

シコクフウロ
が花盛りでした
花弁の形や色が違っていますが、この花はすべてシコクフウロだそうです

源氏ケ駄馬


上段左はシコクエビラフジ(ヒメヨツバハギ・愛媛県レッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類)
右はシシウド、下段左はキンミズヒキ、右はゲンノショウコ



20230819_132025.jpg

コオニユリの蜜を吸っているのはキアゲハ

20230819_131343.jpg


高原にはススキの穂、オミナエシもちらほら咲き始めて秋の気配
今年の夏の暑さは本当に異常でしたね
秋が恋しいこの頃です
ブログを再開したものの、とくに理由もないのだけれど気持ちは落ち込んだまま
庭仕事をしていても昔みたいにワクワクした気分になれなくて、
ブログも止まってしまっていました
そのうえ酷暑に体力も気力も奪われて、なにもかも投げ出したい気分でいたけれど
久しぶりに出かけた四国カルストの自然や小さな花たちが元気をくれたみたい
訳の分からない憂鬱がどこかに消えてしまいました
やっぱり私は自然が好きなのです
決して派手ではないけれど、懸命に咲く野の花が好きなのです。

9月になっても残暑は厳しいようですが、朝晩はけっこう涼しくなりました
そろそろ庭仕事、まずは草取りから始めましょうか